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クッションフロアのカビ対策|原因と解決策


「クッションフロアの端をめくってみると、黒カビが…」

「このカビどうやって取り除けばいいの?」

「なぜここにカビが発生したの!?」
カビは健康にとって有害で、見た目にも美しくありません。
特にクッションフロアにカビが生えてしまうとさあ大変、問題がより複雑になることがあります。
この記事では、クッションフロアのカビの原因とそれを解決する方法について説明します。
カビの原因とは?
カビの成長は主に以下の3つの要素によって引き起こされます。
湿度 | カビは湿った環境で最もよく育ちます。 そのため、水がこぼれたり、高湿度の環境でクッションフロアが濡れてしまうと、カビが発生しやすくなります。 |
暗闇 | カビは暗い場所を好みます。 そのため、部屋の暗い角や家具の下など、光が届かない場所には特に注意が必要です。 |
温度 | カビは温暖な環境でよく育つため、高温な状況下ではカビの成長が促進されます。 |
クッションフロアとは何か?
敵(カビ)を理解するためには、まずは味方(クッションフロア)を理解する必要があります。
クッションフロアはビニール製の床材で、塩化ビニールという素材で作られています。
以下では、クッションフロアのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
クッションフロアのメリット
クッションフロアには多くの利点がありますが、ここでは主要な3つの利点を紹介します。
デザインが豊富
クッションフロアは塩化ビニールという加工しやすい素材を使用しているため、さまざまなデザインを表現することができます。
木目調、大理石、タイルなどの一般的なパターンだけでなく、トライバルパターンやテラコッタパターンなどもあり、どのようなデザインにも合わせやすいという魅力があります。
クッション性がある
クッションフロアはその名の通り、弾力性があります。
2〜4mm程度の厚みがあり、歩行の疲れを軽減し、転倒した際の衝撃を軽減するという特性があります。
水を通さない
クッションフロアは水をはじきます。
たとえば水や油をこぼしても、拭き取ればすぐにきれいになります。
この特性から、洗面所やトイレなどの水回りの床材として選ばれることがあります。
他にも手頃な価格、防音性、DIYでの加工のしやすさ、消臭性や傷がつきにくいタイプがあるなど、多くのメリットがあります。
クッションフロアのデメリット
クッションフロアにはこのように多くのメリットがありますが、もちろんデメリットも存在します。
以下では、そのデメリットを3つに分けて見てみましょう。
水を通さない
これはメリットとしても挙げましたが、水を通さないという特性はデメリットにもなりえます。
一度クッションフロア内に水が入り込むと、その水を閉じ込めてしまうのです。
そして、この閉じ込められた水分がカビの原因の一つになってしまいます。
凹みやキズの修理が難しい
クッションフロアは引っかき傷や、長時間重いものを置いたときに凹んでしまいます。
この凹みが軽微なら自然に元に戻ることもありますが、大きく凹んでしまうと修復が難しいです。
安っぽさがある
クッションフロアにはさまざまなデザインがあるとはいえ、素材はビニールですので素材感にこだわる人には向かないかもしれません。
カビ対策
それでは、これらの原因を理解した上で具体的な対策を見てみましょう。
防湿対策
湿度をコントロールすることは、カビの発生を抑えるための最も基本的な手段です。
エアコンや除湿器を適切に使用し、室内の湿度を50%以下に保つようにしましょう。
また、床に水をこぼした場合はすぐに拭き取り、常にクッションフロアが乾燥している状態を保つことが重要です。
通気と日光
カビは暗く、閉じた環境を好むため部屋の換気と日光はカビを予防する上で重要な要素です。
窓を定期的に開けて部屋を通気させ、可能な限り自然光を取り入れましょう。
特にカーテンや家具の下など、光が届きにくい場所には注意が必要です。
定期的な清掃
クッションフロアは定期的に掃除することで、カビの発生を予防することができます。
特に湿度が高くなりがちな夏季や梅雨時期には特に注意が必要です。
床を掃除する際は、水拭きだけでなく乾拭きもしておきましょう。
カビの発生を発見した場合の対処法
もしすでにクッションフロアにカビが生えてしまった場合、すぐに対応することが重要です。
カビが広がる前に早めの対応を心がけましょう。
カビ取り剤の使用
カビキラーなど市販のカビ取り剤を使用することで、カビを効果的に除去することが可能です。
使用する際は、商品の説明をよく読み指示に従ってください。
プロの依頼
カビの発生が広範囲に及んでいる場合や、自分での対応が難しい場合はプロのクリーニングサービスに依頼することも一つの手段です。
専門的な知識と技術で、カビの問題を解決してくれるので安心感があります。
再発防止
クッションフロアのカビは気付かないうちに発生してしまうことがあり、早期に発見することは非常に困難です。
したがって、日常的な予防策が非常に重要となります。
以下は再発を防ぐための対策方法です。
- クッションフロアに水が垂れたらすぐに拭き取る。
- 湿度を管理するために換気やエアコンを利用する。
- 湿気がこもりやすい部屋のクッションフロアの端部には防水処理(コーキングなど)を施す。
- 日当たりの悪く湿度の高い古い木造住宅などでは、クッションフロアの使用を避ける。
まとめ
クッションフロアのカビ対策は、基本的には環境をコントロールし、定期的な清掃を心掛けることです。
特に湿度の管理と日光の確保は非常に重要であり、これらを適切に行うことでカビの発生を大幅に減らすことができます。
また、すでにカビが生えてしまった場合には、早急に対応することで問題の拡大を防ぎます。
カビは見た目だけでなく、健康にも影響を及ぼすため、対策を怠らないようにしましょう。
きれいな環境を保つことは、快適な生活空間を作るための重要な一歩です。
わたしたちオーエス株式会社はクッションフロアの張替え、またはその他の床材への張替えについても対応しております。
クッションフロアのカビ対策で、張替えを検討されている方もお気軽にご相談ください。