キッチンリフォームでの失敗例とその回避方法｜プロが教える6つのポイント

「キッチンをリフォームしたい！」

「どうやってリフォームしたらいいんだろう？」

せっかくキッチンをリフォームして、見た目は自分好みの素敵なキッチンができたけど、いざ使ってみると何か使いづらかったり、予算も思ったよりも高くついてしまったり…

実は「100%満足できるリフォームだった」

という人って少ないんです。

キッチンは家で毎日使う場所ですので、リフォームに失敗してしまうと困ってしまいますよね。

そこでこの記事では、キッチンリフォームにおける失敗例とその回避方法について、プロが教えるポイントを紹介します。

プランニングの失敗例と回避方法

キッチンの設計ミスは後々の使い勝手に影響を与えますので、細やかなプランニングが欠かせません。

キッチンの機能や使い勝手を考慮した設計を行いましょう。

まずプランニングが甘いために失敗してしまった例として、

• 作業スペースの不足
• 間取りが悪くて思った配置ができない
• 収納が足りず必要な物が溢れてしまう
• 動線が悪く使いづらいキッチンになった

こういったプランニングの甘さによる失敗を回避するためには、家族のライフスタイルや必要な収納スペースを考慮することが重要になります。

また今ある家電に合わせた設計をすることはもちろんのこと、キッチンをリフォームしたタイミングと同時に新しい家電を購入するのなら、その家電のサイズに合わせた設計をしなければなりません。

そして事前に効率のいい動線を作るワークトライアングルといった考えを学んでおくといいでしょう。

作業効率や動線を考慮した設計を心掛けましょう。

予算の失敗例と回避方法

予算オーバーはキッチンのリフォームでよくある問題です。

失敗例としては、理想のキッチンにするための希望を盛り込みすぎたことで追加費用の発生が挙げられます。

これを防ぐには事前に必要な費用を項目ごとに算出しておき、リフォーム完了までに掛かる予算を明確にしていくことが重要です。

また、不測の事態に備えた予備費用の設定や、不要なオプションの見極めも重要です。

リフォーム会社一社に絞ってしまうと、見積もりの時点で想像を超える予算を提示されてしまうことがある恐れもありますし、安いからといって飛びついてしまうと手抜き工事も懸念されます。

複数のリフォーム会社に相見積もりをとり相場観を身につけたり、価格だけにとどまらずリフォーム会社ごとの対応を比較して判断して行くことも大切です。

素材の選択の失敗例と回避方法

キッチンの素材選びは、見た目が良いといった理由だけで選んでしまうと失敗に陥るケースがあります。

あらかじめ耐久性やメンテナンス性も考慮する必要があります。

例えば大理石調のワークトップは見た目が美しく人気がありますが、耐熱性や強度についてはあまり高くないです。

どのようにキッチンを使っていくのかを考えて、耐久性や使い勝手を重視した適切な素材の選択や適切なメンテナンス方法の習得が必要です。

電気・配線の失敗例と回避方法

キッチンは電化製品をたくさん配置する場所ですので、電気・配線周りは非常に大切になってきます。

もし考慮が足りなければ、せっかくリフォームをしたのに使い勝手の悪いキッチンになってしまいます。

たとえばコンセントの数が足りずタコ足配線になってしまったり、必要な位置にコンセントがないため延長コードが必要になってしまったなどの失敗があります。

どんな家電製品が必要なのか、その配置はどうすればいいのかを事前に決めてからリフォームを考えましょう。

照明の失敗例と回避方法

キッチンの照明は、雰囲気や作業性に大きな影響を与えます。

キッチンの照明の失敗例としては、以下のような問題がよくあります。

• ペンダントライトの照明間が広く手元まで光が届かない
• ダウンライトを選んだが明るすぎて眩しいと感じる
• ダウンライトの設置場所から離れているところが暗い

こういった問題を回避するために、明るさや照明の種類を考慮しておきましょう。

出来上がったキッチンの作業エリアに適切な照明が当たるのか、もしくは新たに照明を設置できるのかを事前に確認しておくことが大切です。

施工や工事の失敗例と回避方法

予算や設計図に満足したとしても、キッチンリフォーム業者との信頼性を築けないまま施工や工事を行うと、求めている品質に届かない場合があります。

よくある失敗例としては、以下のようなことがあります。

• コミュニケーション不足による工期の遅延
• 手抜きによる仕上がりのクオリティ不足
• 細かい部分が口約束になり約束のものと違う仕上がりになる
• 仕上がりが違うと指摘しても対応してくれない

こういった事態を回避するためには、信頼できる業者の選定が不可欠です。

こちらの希望を真摯に聞いてくれるのか、やり取りに問題はないのかなど、信頼関係を築けるのかを元に判断していきましょう。

理想のキッチンが出来上がるように、施工業者とコミュニケーションをしっかり取りながら進めることが重要です。

まとめ