Notes

工事会社のサイトに問い合わせフォームが無いと、何が起きるか

アプリ開発

※写真はイメージです(写真AC

要約

会社のホームページを作り直しました。理由は3つで、問い合わせの入口が電話しかなかったこと、旧サイトに今は無い拠点の住所が残っていたこと、業務アプリを社外に出す準備が始まったことです。

なかでも重かったのは1つ目でした。電話しか入口が無いと、どうなるか。同じことを考えている工事会社の方に、判断の材料として使っていただければと思います。

きっかけは3つありました

1. 問い合わせの入口が、電話しかなかった

これが一番大きい理由です。

旧サイトにも問い合わせの導線はありましたが、実際に来るのはほとんど電話でした。電話が悪いわけではありません。ただ、電話には電話にしかない制約があります。

受ける側がその場にいないと成立しません。 現場に出ていれば取れませんし、折り返しても相手が会議中なら、また電話です。この往復に半日かかることがあります。

記録が残りません。 「何日に着工と言った」「その金額は聞いていない」。原状回復は開けてみないと分からない仕事なので、口頭だけで進めると、あとで必ず食い違います。

言葉の壁に弱い。 当社では代表をはじめ、英語・タガログ語でも対応できますが、電話は一番難しい形式です。表情も画面も無い状態で、慣れない言語の専門用語をやり取りするのは、お互いに負担が大きい。

「まず電話をください」と書いてあるサイトは、受ける側にとって都合が良いだけかもしれない。そう思ったのが始まりでした。

2. 旧サイトが実態と合わなくなっていた

もう一つは、単純に古くなっていたことです。

スマートフォンで開くと文字が小さく、拡大しないと読めませんでした。載っている情報も更新が止まっていて、すでに無い拠点の住所が残ったままになっていた箇所もあります。

これは笑い話ではなく、そのまま来られたら迷惑をかける話です。会社の住所が違うサイトを何年も出しておくのは、それ自体が不誠実だと考えました。

3. 業務アプリを外に出していく時期だった

当社は、自社の現場で使う業務アプリ「anken.ai」を自分たちで開発しています。写真と進捗が残り、追加工事を着手前に承認できる仕組みです。

このアプリを他社にも提供していく準備を進めています。そうなれば、作っている会社のサイトも見られることになります。「このアプリを作っている工事会社は、どんな会社なのか」と。

そのとき、住所が古いままのサイトが出てきたら台無しです。外に出ていくなら、まず足元からという順番でした。

最初に決めたこと

作りはじめる前に、ひとつだけ決めました。

書けないことは書かない

工事会社のサイトには、だいたい同じ言葉が並んでいます。「高品質」「低価格」「迅速対応」「安心」。どれも間違ってはいませんが、どの会社のサイトにも書いてあるので、読む人にとっては何の情報にもなりません。

そして厄介なことに、これらは書いてしまうと約束になります。「迅速対応」と書いた以上、遅れたときは約束を破ったことになる。

だから、実際にやっていることだけを書くことにしました。この方針に、あとで何度も助けられます。実際、作っている途中で守れない約束を書きかけて、消したことが何度もありました。

その話は次回に書きます。

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